香典のお金の入れ方中袋なしなら?!お札の向きで写真や上下は?

葬儀

お通夜や葬儀の際に持参する香典袋。

通常は付属している中袋にお金を包んで入れますが、中袋なしの香典袋も普通に売られています。

中袋なしのものを購入した場合、お金の入れ方はどうしたらよいのか迷う方も多いと思います。

今回は、中袋なしの香典袋を使用する際のお金の入れ方についてご紹介します。

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香典のお金の入れ方中袋なしならどうする?

市販されている香典袋には中袋ありと、中袋なしの2種類があります。

普通に売られているものなので、中袋なしの香典袋を使用してももちろんマナーとしては問題ありません。

しかし葬儀のしきたりは地域によって違いが大きいです。

中袋ありのタイプが一般的である地域も、中袋なしのタイプが一般的である地域もあります。
住んでいる地域がどちらの香典袋がよいのか?もし心配になってしまう時は、一度ご家族や葬儀会社などに確認してみると安心ですね。

中袋がない香典袋には、

「不幸が重ならないように」という意味合いがあります。(中袋がある場合袋が二重になるため)

他にも、

  • 包む金額が少ない場合は略式の中袋なしがよい(一万円以下が目安)
  • 香典を郵送する場合の香典袋の厚みを抑えられるので中袋なしがよい
  • 葬儀の受付の方の開封の手間を省けるので中袋なしがよい

など、色々な考え方が増えているため、中袋なしの香典袋も一般的になっています。

中袋がある香典袋の方が適しているケース

ですが、中袋がある香典袋の方が適しているケースももちろんあります。

  • ビジネス上のお付き合いの会葬の場合
  • 連名で香典を出す場合
  • 包む金額が多い場合

などは中袋がある香典袋の方が良いとされています。

地域差も大きいものですが、葬儀に関するマナーはあくまでもご遺族を不快にさせない為のものです。
受け取る方への思いやりの心を込めてお渡しするのが一番ではないかと思います。

中袋なしの場合は、香典袋に直接お札を入れる形になります。

香典のお札の向き写真はどっち向き?

お札の向きや表裏にはきちんと決まりがあります。

人物の載っている面が「表」で、その逆が「裏」になります。
※二千円札のみ守礼門の載っている面が表です。

香典袋にお札を入れる時のお札の向きは、香典袋の表側にお札の「裏」が向くようにします。

お札を裏側にして包むのは、お悔やみに対し顔を伏せるという意味があります。
悲しみのため顔をみせないという意味もあるようです。

そして複数枚入れる際は、お札をすべて同じ向きに揃えて袋に入れます。
金種は必ず同じ種類で揃えましょう。

そして、通常お祝い事の際のご祝儀袋には新札を入れるものですが、香典の場合、新札は避けた方が良いとされています。

新札は準備しないと通常は持っていないものなので、訃報に対し「事前に準備をしていたように感じ取れるから」良くないのだそうです。

しかしあまりにもシワだらけのものや汚れているものは失礼になりますので、適度に使用しているお札を包みましょう。

どうしても新札しかない場合は折り目をつけて包めば問題ありません。



香典のお札の向き上下も関係あるの?

香典袋のお札の上下も諸説ありますが一般的な正しい形があります。

香典袋にお札を包む時、香典袋の裏面にお札の表がくるようにし、金額の部分を「上」、人物の顔写真の部分が「下」になるように入れます。

そして、訃報は突然にあるものなので、香典はなるべく手持ちのお金から準備することになります。
例えば、5千円を包みたい場合も5千円札がなければ千円札を5枚という形でも問題ありません。

御香典の金額は偶数の「4」や「9」は死や苦しみを連想させるので、避けた方が良いとも言われています。

香典袋の表書きの書き方

お金を入れた後には香典袋に表書きをしますが、表書きは故人の宗教によって違いがありますので注意を払いましょう。

香典袋の書き方は、袋の表にある水引きの上部に 「ご霊前」 「御香典」 「ご仏前」 などの表書きを書き、その下に自分の「フルネーム」を書きます。
※その際名前は少し表書きより小さめにします。

自分のフルネームには、薄墨をつかった毛筆か、薄墨のペンを使用しましょう。
スーパーやコンビニや100円ショップでも薄い墨のペンが売られていますので急な時でも安心です。

 

そして中袋がないため香典袋の裏の左下の部分に、縦書きで「自分の住所」と「金額」を書きます。
縦書きのため、住所の番地なども漢数字で書きましょう。

金額も改ざん防止に旧漢字(例・金壱萬円など)で書くのが正式な方法です。

裏側の住所や金額は普通の黒いペンやボールペンなどで書いてもかまいません。
相手方が見やすいように配慮しておくのがマナーです。

まとめ

お通夜やお葬式に招かれることはそうある事ではないので、御香典のマナーは迷ってしまう部分が多いですよね。

中袋があった方が良いのかな?なくても良いのかな?と御香典を送る側としては悩んでしまいますが、御香典を受け取る側の喪主の方やご遺族は、非常にお忙しく心労も大変でそれどころではない状態です。

少しでもご迷惑をかけないように、

  • 住所氏名をきちんと記入すること
  • 袋に書く金額と実際の中身を違う金額を間違えて書かないようにすること

が一番大事なのではないかと思います。

大事なポイントを押さえて、受け取る方へ心を込めてお渡ししたいですね。

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