施餓鬼法要って知っていますか?
お盆やお彼岸に行われる事が多いようですが、初めて参加する時っていろいろわからないことが多くて困りませんか?
今回はそんな曹洞宗の施餓鬼法要に参加する際のお布施ってどのくらいなの?お布施を渡す際の表書きはどうする?服装って?についてご紹介したいと思います。
曹洞宗の施餓鬼法要のお布施ってどのくらい?
お盆の時期になり施餓鬼法要(施食会)の案内がお寺から届いたという家もあるのではないでしょうか。
参加しなきゃいけないの?
お布施っていくら包んだら良いの?
なんて頭の中に???がいっぱいにはるという人も多いのではないでしょうか。
宗教行事ってちょっと小難しいし、その立場になってみないとわからない(調べない)事ばかりです。
常識で知っている範囲ではないので困ってしまいますね。
宗派や地域によって違うという場合も多々ありますし…(・。・;
そんな餓鬼達にもお供え物などをして供養をするという仏教行事です。
お盆に祖先などの供養と共に餓鬼の供養をする事で徳を積むことで自分にも救いがあると言われているんですよ。
曹洞宗では施餓鬼法要という言葉は使わず施食会というように言われることが多いです。
(施すものと施されるものの間に上下があってはならないという理由からです。)
施餓鬼法要がわかったところで、お布施っていくらぐらい包んだら良いんでしょうね。
法要の案内に記載されている場合はもちろんその金額に従えば間違いないです。
記載されてい会ない場合も、同じ地域(できれば同じお寺)で聞けれ方があれば確認されるのがおすすめです。
そんなのもないから調べてるんでしょ!!と言う方は、一般的には御塔婆料として3,000円~10,000円包むことが多いです。
お供え物も持っていくという所もありますので心配であれば用意して行くと良いでしょう。
必要なければ持帰るでも良いですしね。
結構同じようにわからなくて困っている人多くて、お寺さんも同様な質問をされ慣れている事もあるので、直接お寺に確認するのが一番確実な方法です。
戒名によってお布施の金額が変わるところもあるようなので本当に難しいですね。
参考までに
四十九日法要、一周忌法要 30,000円~50,000円
三回忌法要以降 10,000円~50,000円
僧侶の方に読経をあげてもらい供養してもらったお礼も込めてお布施を渡すことが多いです。
基本的にお布施の金額が決まっていないのは、あくまでも気持ちで渡すものという所からです。
でもこのお気持ちで結構ですので…という言葉って本当に紛らわしいというかやめていただきたいものですね(^_^;)
参加も強制ではないので、施餓鬼法要に参加するかどうかはご自身の判断でされて下さいね。
施餓鬼法要はお寺で数家族集まってやる場合とご自宅に僧侶の方がいらして供養する場合の2通りあります。
ご自宅に来ていただく際には別にお車代として5,000円~10,000円包むと事もあります。
お盆の施餓鬼法要での表書きはどうする?
お盆の施餓鬼法要についてちょっとわかってきたのではないでしょうか。
参加は自由、お布施の額は聞けるなら聞いた方が安心だけど目安は…ってところまで着ました。
では先に進みますね。
まだちょっとやっかいな疑問が残っていますよね。
お香典などの様に専用の袋ってあるの?
表書きってどうなるのかな?
もうわかんない事だらけで投げ出したくなっちゃいます(^_^;)
後少しなのでもう少し頑張っていきましょう!
お布施の包み方
お布施の包み方にも決まりがあります。
(といっても絶対にこれにならわなければならないという訳ではありませんので参考にしてみて下さい。)
奉書紙で包むというのが最も丁寧な方法です。
中包みを奉書紙で包んで上包みにします。
(上側の折り返しに下側の折り返しを差し込みます。)
ちなみに奉書紙には表と裏があります。ツルツルしている方が表と覚えておくと良いです。
半紙に奉書紙…包み方って???とまたまたわからないとなった人も安心してください。
奉書紙封筒、白い封筒(郵便番号欄がない無地の物)を代用することが出来ます。
お布施と最初から印字されている封筒も市販されているのでそれを使う事も出来ますよ。
奉書紙も封筒も文具店であればどちらも手に入ります。
白い無地の封筒であれば100均やコンビニなどでも手に入るかもしれませんね。
水引は基本つけないです。
弔辞(お香典など)の封筒などを代用しないようにしましょうね。
表書きは印字されているものもあると言いましたが、「お布施・御布施」で良いです。
ただ表書きにも指定がある場合もあります。
例えば「施餓鬼料」・「施餓鬼供養料」・「特別施餓鬼料」なんてものがあげられます。
お供えを一緒に持っていく場合の表書きは「御供」で大丈夫ですよ。
渡すタイミングとしては供養前にというのが一般的ですね。
お寺で大々的にやる場合で受付がある場合が多いのでそこで渡すのが一般的です。
お盆の施餓鬼法要へはどんな服装で行けばいいの?
お盆の時期に施餓鬼法要ってどんな服装で行けばいいのかわからないって人も多いのではないでしょうか。
でも暑いし…略礼服って言われてもサマーフォーマルは持ってないんだよね(^_^;)
一般的には個別でやって頂く法要とは違って、お寺の年中行事に参加するという感じなので略礼服まで着ていく必要はないようです。
とはいえあまり華美な服装は場違いなので、平服や地味な普段着(白いシャツ、グレーや黒のシャツなど)で参加するようにしましょう。
ただし、お寺や地域によって決まりがある場合もあるので、周りに合わせる、聞く人がいない場合はお寺に直接確認するのが一番良いです。
お寺の方もこのような質問は慣れておられるので構えずに聞いてみて下さい。
これから毎年行くのであれば最初に聞いてしまえば安心ですよね。
ちなみにお盆にお家に来ていただいてお経をあげてもらう(棚経)場合は、マナーとして施主だけは略礼服(サマーフォーマル)を着ておく方が無難です。
他の人もやはり平服や地味な普段着にとどめておくのが良いですよ。
赤ちゃんや小さい子供に関してはあまり気にしなくて良いです。
あまり派手な色だと浮いてしまうかもしれませんので、手持ちの洋服で地味目なものを選んでおくで問題ありませんよ。
まとめ
今回はちょっと難しいお話でしたが、施餓鬼法要(施食会)について簡単に説明してみました。
仏教行事ってやっぱり難しいですね。
仏様が絡むことですから罰当たりな事はしたくないですしね。
でも供養ですから心がこもっているのが一番という根本がずれてなければ大丈夫だと思います。
年に1回の事だと忘れてしまいがちですので、来年以降困らないように覚書とがしておくのをおすすめします。
お役に立てていれば嬉しいです。
その他お盆の準備などに関してはこちらを見てみる。
コメント
お願いします。大阪の姪にあたる私たちに、長崎県の伯父の50回忌法要の案内が来ました。(4月15日)お寺で供養をし、自宅に帰り食事会をするそうです。教えていただきたい事は、金封は赤(一般で)と聞いておりますが、どの位を入れるのか?(ひとり分です)服装は?と悩んでいます。.よろしくお願いします。
福田様
コメントありがとうございます。
金封に関しては、地域ごと紅白、黄白、通常の仏事用等様々ありますが赤でとしてがあるなら赤で問題ないです。
50回己までで法要を終える事が多く50年も供養し続けられるほど子孫が繁栄したというお祝いという意味もあるそうです。
そのため通常より包む金額も多めという事が多くみられます。
1人1万~3万が相場と言われているのでそのあたりで決められてはいかがでしょうか。
ただしご親族間で決まりなどがある場合もあるので一概には言えないというのが正直なところです。
また服装に関しては通常の法要同様地味な格好であれば問題はありません。ちなみに喪服を着る必要はないです。
私の母は50回己法要に色無地に黒の帯を締めて行ったと申しておりました。
黒っぽいワンピースやスーツ等一般的な服装で問題ないかと思います。
今回一般的な例でお話しておりますが、地域やご家族のならわし等ある場合もありますのでその辺はご確認くださいませ。
ご参考になれば幸いです。