突然の葬儀があった時、都合で、どうしても参列することができない場合もありますよね。
そのような時、香典を郵送しても良いものかどうか、迷ってしまうと思います。
実は、香典を書留で送っても全く問題ありませんが、最低限のマナーがあります。
そこで、香典を書留で送る際、ぜひ知っておきたい知識とマナーについてまとめました。
香典を書留で送るタイミングはいつがいいの?
香典を書留で送る場合、できればなるべく早い段階で送るのが理想です。
具体的なタイミングとしては、葬儀の日から1週間以内に相手の手元に届くと良いとされています。
ただ、「訃報がこちらに伝わるのが葬儀の後だった」という場合もありますよね。
そのような場合は、訃報を聞いてから1週間以内に届くようにする形で大丈夫です。
又、忙しかったりして、香典を送るのがどうしても遅くなってしまうというケースもあると思います。
この場合は、葬儀後もしくは訃報を聞いてから、1ヶ月以内に相手の元に届くようにしましょう。
1か月を過ぎてしまうと、相手がお礼をするのに困ってしまう場合があるからです。
葬儀後、遺族はたくさんの人へのお礼などで、かなり忙しくなります。
なので、できるだけ相手の都合を考え、1ヶ月以内に届くように配慮したいものです。
香典を書留で葬儀場に届けても良いの?
さて、「香典を送るならなるべく早く」とお話しましたが、早すぎるのもNGです。
例えば、葬儀当日や前日・翌日に香典を送るのは、控えるようにしてくださいね。
葬儀の当日・前日・翌日は、遺族が最も忙しく、しかも、精神的にも余裕がない時期です。
そのような時期に書留で香典を送ってしまうと、余計な用事を作ってしまいます。
この点に関しては、香典を送る側が配慮したいマナーです。
又、香典を書留で送る際は、遺族の自宅に送り、葬儀場へは送らないようにしてください。
葬儀場に書留を送ってしまうと、遺族に手渡すことができなかった場合、葬儀場に迷惑がかかるからです。
書留は基本的に「本人に手渡し」ですから、葬儀場に預かってもらうことはできません。
書留が届いた時、もし本人がいなければ、葬儀場内を騒がせてしまいますよね。
そして、葬儀場に迷惑がかかれば、必然的に、遺族にも迷惑が掛かってしまいますよね。
葬儀当日は、最も余裕のない日ですから、そのような時に余計な迷惑をかけてはいけません。
これらの点から考え、香典を書留で送る場合は、葬儀後、遺族の自宅に送るようにしましょう。
先ほどお話したように、香典は、葬儀後1週間以内に相手の元に届くことが理想です。
なので、香典を書留で送る際は、かなりタイミングを見計らう必要があると言えますね。
香典を書留で送るときに手紙が添えた方が良い?どう書く?
香典を書留で送る場合、おもむろにお金だけを送るというのは感心しません。
香典は気持ちで送るものですから、やはり、短くても良いので、手紙は添えた方が良いでしょう。
では、香典に添える手紙には、具体的に、どのようなことを書いたら良いのでしょうか。
ポイントは3つ
- 手紙の冒頭は故人に対するお悔やみの言葉
- 葬儀に参列できなかったお詫び
- 手紙の最後は遺族に対する気遣いの言葉
これを押さえておけば問題ないです。
香典に添える手紙の書き方
まずは、手紙の冒頭に、故人に対するお悔やみの言葉を必ず書きましょう。
そして次に、葬儀に参列できなかったお詫びの言葉を書くようにしてください。
「本来であれば参列させていただくべきところ、このような形になってしまい、申し訳ございません」と書けば伝わります。
そして、最後は遺族に対する気遣いの言葉を添えて、手紙を締めくくりましょう。
この手紙は、長々と書かずに、簡潔にまとめる形が良いと思います。
葬儀後は遺族も疲れているので、長い手紙を読ませるようなことは避けたいものです。
お悔やみや遺族への気遣いを伝えつつ、シンプルにまとまった手紙を書いてくださいね。
まとめ
香典を書留で送る場合、葬儀後1週間以内、遅くとも葬儀後1ヶ月以内には届くように送りましょう。
書留は葬儀場へは送らず、必ず遺族の自宅に送るようにしてくださいね。
そして、気持ちが伝わる短い手紙を添えて、お悔やみと、遺族への気遣いを伝えましょう。
葬儀後は遺族も疲れ果てているので、その点に配慮した送り方を心掛けたいものです。
コメント