お葬式の後の悩みの種になるのが、香典返しについてです。
香典返しは、どこまでするべきなのか、いくらから返すのかで悩む人も多いですよね。
又、香典返しをしないというのは、やっぱりマナー違反なのでしょうか。
ここでは、気になる香典返しのことについて詳しくお話していきます。
香典返しってどこまでするのが正解!?
香典返しをどこまでするのかについては、まず、故人の生前の立場などによって違ってきます。
例えば、故人が生前、仕事などでお世話になった方が多かったとします。
このような場合は、お葬式に来てくれた方全員に香典返しをした方が良いかもしれません。
そうでないと、故人の名誉にも関わってしまいますよね。
お葬式は、故人を尊重しながら送り出すものなので、故人の名誉を傷つけることはあってはなりません。
又、住んでいる地域の風習などによっても変わってくると思います。
基本的に都会では、半返し(いただいた香典の半額)が一般的です。
でも、地域によって相場などが違うことがあるので、近所の人などに聞いてみると良いでしょう。
地域の風習を無視すると、「マナーを知らない人」というレッテルを貼られてしまいます。
そうなると、今後の生活にも関わってくるので、気をつけてくださいね。
香典返しをしないのはやっぱりマナー違反?
香典返しを面倒に感じ、「香典返しをしなくても良いのでは」と思ってしまう人もいるようですね。
でも、結論から言うと、香典返しをしないのはマナー違反だと思ってください。
お葬式の参列者は皆、故人のために、わざわざ時間とお金をかけてきてくれますよね。
忙しい中、そして、それぞれ事情がある中、時間を割いて、お別れに来てくれたのです。
香典返しは、それに対する感謝の気持ちを形に表したものです。
これはやはり、マナー違反だと思われてしまっても仕方がないかもしれません。
又、先ほども少し触れましたが、お葬式では、最後まで故人の名誉を尊重しなくてはなりません。
遺族が香典返しを渡さないと、故人に恥をかかせることになりますよね。
これでは、故人を気持ち良く送り出すことができなくなってしまいます。
これらの理由から、香典返しは基本的には必須だと思ってください。
お葬式はお金がかかるので、香典返しが負担になることはよくわかります。
でも、参列者への感謝と、故人の名誉のために、必ず香典返しをしましょう。
香典返しっていくらから返すの? おすすめは?
香典返しは必須と言えど、香典の金額が極端に安い場合・高い場合がありますよね。
この場合、香典返しはどのような形にするのが理想なのでしょうか。
香典が3,000円以下の場合…
もし香典の金額が3,000円くらいという安い金額の場合は、1,500円以内の物で大丈夫です。
金額が少ないからと言って、香典返しをしないわけにはいけませんよね。
会葬御礼をすでに渡しているので香典返しをしないという人も居ます。
確かに3,000円の香典だと会葬御礼で十分という気もしますよね(^_^;)
その辺りは親族間で話し合いも必要かもしれませんね。
香典の金額に見合わない物を渡すのは不自然だと思います。
なので、お茶や海苔など、手軽に使える食品・飲み物などを渡すと良いでしょう。
香典の金額が高額な場合
逆に、香典の金額が高額の場合は、半返し~3分の1返しが一般的です。
でも、高額な香典をもらった場合、具体的に何を選んだら良いかわからないですよね。
そこでおすすめしたい香典返しは、カタログギフトです。
カタログを送り、好きなものを選んでもらう形にするのが良いでしょう。
そうすれば、こちらも選ぶ負担がなくなり、相手も好きなものをもらえるということで一石二鳥です。
香典返しが不要と言われたら…
但し、高額な香典をもらい、相手から「香典返しは不要」と言われる場合もあります。
この場合は、相手の気持ちを汲み、厚意に甘えて、香典返しはなしにして大丈夫です。
わざわざそれを伝えてきているのですから、本当に気持ちで香典をくれているということです。
このような時は、相手の気持ちを無下にしないようにしましょう。
まとめ
香典返しは半返しが一般的ですが、故人の生前の立場・地域の風習によって少し変わってきます。
又、「金銭的に負担だから」と、香典返しをしないのはマナー違反です。
参列者への感謝・故人の名誉のためにも、必ず香典返しはするようにしてください。
香典の金額が極端に高い場合・安い場合も、それに見合った香典返しをしましょう。
但し、「香典返しは不要」と相手から言われたら、香典返しをする必要はありません。
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