家族葬の際の弔電の断り方は?送られてきたときのお礼は電話でも良い?

葬儀

葬儀のマナーはたくさんあって何が正解になるのか心配になります。

弔電についてもきちんとマナーがありますよね。しかし、そのマナーも割とぼんやりしています。
葬儀の際のマナー違反は、自分の恥でも家族の恥になってしまいます。

そこで今回は、家族葬の時に弔電を断りたい場合はどうすれば良いのか。もし、弔電が送られてきてしまったらお礼はどうすれば良いのか。弔電のお礼を電話にしても良いのか、お礼の正しいマナーとはどんなものかご紹介します。

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家族葬の時の弔電の断り方って?

葬儀を家族葬で行う場合、弔電を断っても問題ありません。

家族葬の弔電を断るにも、ただ断れば良いというわけではないんです。
これから付き合っていく事も考えて、失礼のない様にしないといけません。

周囲には事前に断りを入れておいた方がスムーズです。

家族葬の弔電の断り方!

弔電を断る方法は主にこの3つです。

  • 新聞に訃報を掲載する
  • 電話をする
  • 近所には直接伝える

新聞に訃報を掲載する

新聞に訃報を出す時は、参列してくれる方の迷惑にならないように、弔電を辞退する事を必ず載せておきます。

訃報を伝える電話の際に伝える

故人と生前に親しくしていた方や親族などには、電話で伝えた方が早いです。

その時に、家族葬を行うので弔電は断るという旨を伝えます。
故人の遺志でと言った方が良いですね。

葬儀には参列してほしい方に電話をする場合も弔電は、お断わりしているという事を伝えて下さい。

直接伝えられる場合は直接お断りする

ご近所さんなど直接伝えられる場合は、電話や手紙を送るよりも直接伝えてしまう方が早いです。

ご近所の方とは、これからも付き合っていかなきゃいけないので、伝え方にも気を使う必要があります。
弔電辞退は、故人の遺志だという事を言っておいた方が良いですね。

町内会などがあれば訃報の回覧をまわしていただく事もありますよね。
その際には一言添えておいてもらうと良いです。

なかなか全員に直接伝えるというのは難しいですからね。

弔電を断る場合に心がけたい事

弔電をお断りする場合には以下のことにも留意しておくと良いです。

御香典・御供物なども一緒にお断りする

御香典や御供物・御供花のお断りも弔電と一緒にしておきます。

御香典や御供物を送って頂くのも大変だし、こちらからの返礼品も用意しなくてはいけなくなります。
案内状や訃報に何もお知らせがないと、どの様に対応して良いか困ります。

相手の事を気遣って弔電だけじゃなくて、全ての気遣いはお断りしておきます。

弔電は拒まない

弔電をお断りしても、生前に故人との繋がりがあった方や会社の方針で弔電が送られてくる事もあります。

特に、故人と深い関係のあった方はお悔やみの気持ちを伝えたいとします。
そんな時は、断るのは止めておきます。

頑なに拒むと、相手の故人に対する思いを断ってしまうと今後の関係性が変わってしまう恐れもあります。
断る時も、こちらの気持ちばかりを優先しないように気をつけた方が良いですね。

弔電を頂いたら必ずお礼をする

お断りした相手から、勝手に弔電を貰っても相手に何もお礼をしないのはマナー違反です。
弔電だけじゃなく、御香典や御供物を貰ったらどんな相手にも必ず、お礼をしなければいけません。

家族葬で弔電が送られてきたときにお礼はどうすれば良い?

弔電を貰ったら、必ずお礼状を送ってお礼の気持ちを伝えないといけません。

また、密葬や家族葬で弔電を断っていても弔電が送られてくる場合もありますが、この場合も必ずお礼状を送って下さい。

葬儀が無事に済んだら、一週間以内にはお礼状を出すのが一般的です。
あまりにも間を空けるのは、相手に対して失礼です。

葬儀後は、バタバタしていて忙しいですが、なるべく早く出すようにした方が良いですね。

弔電を頂いた時のお返しとしてはお礼状を出すか、直接お礼するか、電話をかけるなど様々です。
一番は、手紙など書面にお礼を書いて送るのが良いとされています。

弔事なので、手紙を書く際は白や薄い色の便箋を使います。
若い人達だとマナーなども緩くなってきて、便箋を選ぶ時に故人が好きだった色味やデザインのものを選ぶ人も増えています。

しかし、目上の方にお礼状を出す場合は、マナーはきちんと守った方が良いですね。

弔電を頂いた際のお礼状の書き方

これだけは押さえておきたいお礼状の書き方をご紹介します。

故人の名前を書く

誰の葬儀を行ったのかわかるように、故人の名前は必ず書いて下さい。

故人の名前の書き方
親族の場合
亡き父・亡き母
亡父○○儀・亡母○○義
故○○儀
などと書きます。

お礼の言葉を書く

わざわざ弔電を送ってくれたので、お礼の言葉を書きます。さらに、それだけじゃ寂しいので生前に親しく接してくれた事の感謝や、今後ともよろしくといった事も書くと良いです。

弔電のお礼状の例文

 

拝啓
この度は亡き父の葬儀に際しまして御多忙な中 ご丁寧な弔電をありがとうございました

心よりお礼申し上げます

葬儀は滞りなく済ませることができました

生前の感謝をお伝えするとともに
父亡き後も生前と変わらずのご厚誼お願い申し上げます

略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます
敬具

 

 

拝啓や敬具は書いても書かなくても良いですが、拝啓から書き出したら必ず敬具で終わって下さい。
また、葬儀のお礼状を書く場合は、句読点は打たないで間をあけたり、改行して対処します。

最近ではそこまでする人も少なくなっていますが、普段の書き方とは違うので注意しながら書いて下さい。

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弔電のお礼って電話でも良い?正しいマナーは?

弔電のお礼は、電話でしても大丈夫です。ただ、相手との関係性にもよります。

特に親しかった方の場合は、お礼状じゃなくて電話でお礼をした方が良い時もあります。
関係性が深かった方は、故人との思い出を遺族と話したいと思っている場合があるからです。

その場合は、お礼状による一方通行な書面よりも電話の方が相手と気持ちの共有ができます。
電話をするタイミングは、葬儀を終えた翌日にします。

葬儀が無事に終わったのか気になっていても、気を遣って連絡をしてこない人がほとんどです。
こちらから電話をして、まずは無事に葬儀を終えることができた報告をして、安心させてあげるのも大切です。

その後に、葬儀の様子や故人との生前の思い出など話すようにします。

ただ、弔電のお礼はお礼状を出す事がマナーになっているので、個人的な電話でのお礼を嫌がる人もいます。
相手との関係性を考えて、決めるようにして下さい。

まとめ

お礼をするにしても色々なマナーがあって迷ってしまいますね。

ただ、弔電を頂けるという事はとても有り難い事なので、相手の故人への気持ちも大切にしてこちらの感謝を伝えないといけないですね。

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