人が亡くなることは誰にも予測出来ず、お葬式などは予測されるものではなく急に行われるものです。
大人だけでならすぐに参列できますが、赤ちゃんを連れて行くとなるとそうもいきませんよね。そもそも赤ちゃんをお通夜やお葬式などに連れて行っていいのか、葬儀に参列する際のマナー違反にはならないかなど周りへの配慮の点からも気になることがたくさんありますね。
今回はそんな赤ちゃんを連れての葬儀へ参列することについてご紹介します。
赤ちゃん連れで葬儀に参列するのはどうなの?止めた方が良い?
赤ちゃんを連れて行く場合はどこに行くのだって気を遣ってしまいますよね。
ちょっとその辺にお買い物に行くのだって気を遣います。
葬儀などの公の場だとより気を遣いますよね。
葬儀に赤ちゃんを連れて行くのはOKなの?
まずはお葬式などに赤ちゃんを連れて行ってもいいのかという根本が気になりますよね。
基本的には親族以外のお葬式であれば連れて行かないのがマナーと言えるでしょう。
なぜダメかというと…
- ご遺族に気を遣わせてしまう。
- 葬儀中に赤ちゃんが泣いてしまうなど葬儀の進行を妨げる恐れがある。
ご遺族に気を遣わせるのは避ける!
赤ちゃんは母乳やミルクを飲んだり、おむつ替えが必要だったりと特別なスペースが必要だったりします。
葬儀が行われる場所がそのような設備が整っているとは限らず、連れて行くことで故人のご家族にかえって気を遣わせてしまう事にも成りかねません。
本来であれば葬儀などは参列する側が故人の家族や親族に対して配慮しなければいけない場です。
故人が亡くなって大変なときにこちらに気を遣わせることは避けるように配慮しましょう。
葬儀の進行を妨げるのを避ける!
また、葬儀などは日常生活とは違う独特な雰囲気がありますよね。
大人でも緊張してしまうような雰囲気ですから敏感な赤ちゃんは察知しないわけがありません。
知らない大人がいることでも不安になり、いつもより激しく泣いてしまうことも考えられます。
葬儀は厳粛な雰囲気の中で行われますので赤ちゃんが泣いてしまったら葬儀の進行を妨げてしまう事も…
もちろん赤ちゃんが泣いてしまったら席を立たなければならなかったりしますよね。
泣いているのに会場内にいてしまうことの方が進行を妨げてしまう可能性があります。
しかしやはり途中で退席してしまうことを避けるためにも赤ちゃんを連れての葬儀の参列は避けた方がいいですね。
欠席がためらわれる場合は弔電などで対応も…
それでも故人に生前お世話になっている場合は欠席するのもためらわれますよね。
しかし、先方も赤ちゃんがいて行けないと言うことが分かっていれば話は別です。
葬儀に欠席しても弔電を送るなどすると良いでしょう。
また赤ちゃんから離れらないなどの理由も書いたお詫び状を送るとより丁寧な印象になりますね。
赤ちゃんはお葬式の時どんな服装が良いの?ママは?
赤ちゃんを連れての葬儀はなるべく避けた方がいいとは言っても、どうしても参列しなければいけない場合もありますよね。
そんなときに迷うのがママ自身の服装もですが、赤ちゃんの服装は特に悩むところなのではないでしょうか。
ママの服装は?!
まず、ママ自身の服装ですが手持ちの喪服で構わないです。
しかし授乳が必要な場合だとワンピースタイプのものだと授乳がしづらくなりますよね。
途中で授乳することも考えた喪服を選んで着るようにしましょう。
私も赤ちゃん連れで参列した際は、黒のカットソーとスカートにジャケットを着用で参列したことがありますよ。
授乳なんかもあるし、喪服だと動きにくかったりで赤ちゃんにもストレスが伝わっちゃうので少しラフな格好で参列させてもらいました。
親族の葬儀などであれば事前に確認してから服装について決めても良いかもしれません。
赤ちゃんの服装は?!
一番迷う赤ちゃんの服装ですが、赤ちゃんに関しては特にこれを着なければならないなどの制限はありません。
しかし赤ちゃんといえどTPOをわきまえることは大切です。
黒系のフォーマルなお洋服などがあればそれを着せるようにしましょう。
でもなかなか用意している事ってないですよね(^_^;)
なければいつも着ているロンパースやカバーオールなどの中から、黒やグレーや紺色などシックで落ち着いた色合いのものを選んで着ていくようにしてください。
カジュアルになりすぎないように注意することと、キャラクターが描かれたポップな印象の柄のものやデニム素材のものは避けるようになど最低限のマナーを守れば問題ありません。
デニム素材を避ける以外はいつもの着慣れた動きやすい素材のものを選んであげると赤ちゃんも愚図りにくいのではないでしょうか。
赤ちゃんといえどもきちんとした印象を与えられるものをなるべく選ぶようにしてくださいね。
赤ちゃんの靴はどうする?!
また、靴を履かせる場合は葬儀場についてしまえば脱いでしまうことも少なくないですし、特にこだわらなくてもいいです。
- なるべくなら派手でない靴を履かせる。
- 派手な色合いの物しかない場合は新たに用意する。
- 葬儀会場では靴を履かせずに抱っこでその場を乗り切る。
状況に合わせて使い分けると良いです。
ただやはり赤ちゃんということで大目に見てもらえる点もあるとは思うのでその辺は周囲の優しさに多少甘えてもいいのではないでしょうか。
葬儀に抱っこ紐って非常識?愚図った時はどうする?
赤ちゃん連れの必需品とも言える抱っこ紐ですが、葬儀などのフォーマルな場では正直着けていてもいいのか迷うところですよね。
新生児の時期でさえ3kg前後の赤ちゃんを長時間抱っこしっぱなしなのはかなり腕や肩や腰と全身あちこち辛くなります。
出来れば着けて行きたいですよね。
実際は賛否両論あるようですが、マナー的には問題はないとされています。
現在は赤ちゃんや子育てをするママに優しい風潮があります。
そんな風潮もあってか赤ちゃん連れの必需品とされる抱っこ紐を着けていたとしても非難されることはあまりなくなってきていますね。
しかし、葬儀会場で抱っこ紐を使っているのはまぁ良しとしても、葬儀の最中に抱っこ紐をつけていることをよく思わない方がいることも事実です。
ご自身の常識と周囲の常識が違うこともあるので、葬儀の前後は抱っこ紐を使っていても、葬儀が始まったら抱っこ紐を外して抱っこするようにすると周りへの配慮という観点ではいいかもしれないですね。
その辺は臨機応変に対応すると良いですよ。
また抱っこひもの色によっても変わってきます。
葬儀前後もあまり場にそぐわない抱っこ紐だと使わない方が無難です。
赤ちゃんが愚図ったらどうする?
でも普段抱っこ紐であやしている人などは葬儀中に赤ちゃんが愚図ってしまったらママまでテンパってしまいます。
そこは焦らずに対処しましょう。
赤ちゃんが葬儀中に愚図ってしまった場合は慌てずに会場内から出るようにしましょう。
途中で退席するのはマナー違反かなと感じる人も居るかもしれませんね。
でも逆に慌てて会場内であやし始めてしまうと周囲の人が気を遣ってしまうだけでなく、葬儀の進行の妨げになることもあります。
その方がよっぽどマナー違反となってしまいますよ。
赤ちゃんが愚図ってしまったら、速やかに退席して会場の外や控え室であやしたり授乳やおむつ替えなどをしてあげるようにしてください。
退席した会場の外であれば抱っこ紐をつけてあやすことも特に問題はないです。
まとめ
葬儀などは急なことの方が多い為、大人が参列するだけでもバタバタしてしまいますよね。
赤ちゃんを連れて行くかどうかもかなり迷いますが、自分では判断出来ない場合は周囲の人に相談してから決めるという手もあります。
赤ちゃんを連れて行く場合はマナーに気をつけて連れて行くようにしましょうね。
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