お墓に水をかけるのはダメなの?水のかけ方は?水受けってどう使う?

お墓

皆さん誰しもご先祖様がいてお墓参りにいく方が多いのではないでしょうか。

お墓参りに行ったときにはその地域やその家族によって様々な作法がありますが、あなたのご家族が眠っているお墓のある地域や家族はお墓参りの時にお墓にお水はかけますか?

お墓にお水をかける人、かけない人どちらもいると思いますがどっちが正しいの?
とお墓に関するマナーは色々あって分からない方もいらっしゃると思います。

そんなお墓に水をかける、かけないやかける場合のかけ方、お墓にある水受けの使い方などをご紹介します。

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お墓に水をかけるのはダメなの?なぜ?

お墓参りをするときは桶に水を入れて柄杓と一緒に持っていきお墓に水をかけることを水差しと言います。

墓にお水をかけてはいけないという話を聞いたことがある方もいると思いますが、実はどちらがダメ!ということはないんです。

どちらもマナー違反にはならないので安心してください。

ではなぜお墓にお水をかけることを良しとしている場合とかけてはいけないという場合があるのでしょう。

お墓に水をかけても良い理由は?!

まずはお墓にお水をかけることを良しとしている場合ですが仏教的な解釈によるものが多いです。

仏教には六道輪廻(ろくどうりんね)といって衆生がその業の結果として輪廻転生する6種の世界(天道・人間道・修羅道の三善道または三善趣と畜生道・餓鬼道・地獄道の三悪道または三悪趣)があり、この中の一つである餓鬼道に落ちると水が与えられず常に喉が渇いた状態でいると言われています。

人が亡くなった後の世界はどの道に行っているか分からないが、もしご先祖様が餓鬼道に落ちて行ってしまっていたら喉が渇いているであろうからお墓にお水をかけて喉を少しでも潤してもらおうという意味でお墓にお水をかけるといわれています。

ちょっと小難しい説明になっちゃいましたが、要するにご先祖様が喉が乾いているだろうからお水を...って事ですね。

またお墓参りの際は自分やご先祖様だけではなく広い心でお参りをするという慈悲を表すとよいとされている為、お墓の周りにいると言われている餓鬼にもお水を分け与えるという意味でお墓にお水をかけます。

それ以外にも水差しをすることでご先祖様に「お墓参りに来ましたよ」という挨拶や合図になるともされています。

これを合図としてご先祖様の魂がお墓の前に呼ばれて降りてくるとも言われています。

お墓に水をかけてはいけない理由は?!

では反対にお墓にお水をかけてはいけないと言われている場合ですが、お墓にお水をかけることでご先祖様が水浸しになってしまうと考えられていることからかけてはいけないとされています。

これはお墓自体をご先祖様自体に見立てている為、頭からお水をかけるのは失礼だという考え方からきます。

それ以外には、墓石がカビたり割れたりといった痛みの原因になるのでかけてはいけないという理由もあります。

また、寺院や霊園でお墓にお水をかける行為を禁止していることから水差しはしないということもあります。

お墓にお水をかけて良かったりダメだったりどちらもマナー違反ではありませんが、寺院や霊園での決まりごとだったりその地域のお墓参りの作法やご家族のお墓参りに対する考え方によって変わってきますので周りの例に習ってお水をかけてよいのか判断するといいのではないでしょうか。

ちなみに我が家の場合は…水はかけない派

子供の頃はお墓参りに行ったらお墓に水をかけていて、兄と競ってお水をかけていました。

でも父が亡くなり、父は次男で分家のため新しいお墓を建てたのですが、その際に墓石屋さんに「お墓に水をかけるとお墓が傷むため絶対にかけないでくださいね。」と言われたのを機に止めました。

特に夏場は墓石が熱くなっているため、そこに急に水をかけると石割れが起きると言われたんですよね。

石の種類やコーティングなんかでいろいろ違うかもしれませんが、我が家はこんな理由でお墓には水をかけない派です。

お墓に水をかけるときのかけ方は?

ではお墓にお水をかける場合はどのようにしてかけたらいいのでしょうか。

考え方が色々あるのでこれ!といったお水のかけ方はありません。

 

餓鬼道に行ったご先祖様にお水を飲んでもらうということやお墓の周りにいるとされる餓鬼にもお水を飲んでもらうということから墓石にはたっぷりのお水をかけてあげると良いとされている場合が多いです。

また、はじめにたっぷりお水をかけて墓石を拭いてお掃除をした後でご先祖様や餓鬼が飲むお水を再びたっぷりかけてあげることでより供養になるともされています。

この時、注意することはお供えやお線香にお水がかからないように静かにお水をかけてあげましょう。

もしかしたら隣のお墓ではお水をかけるのを良しとしていないなんて場合もあるのでその辺も配慮して静かにかけましょうね。

また、お墓自体をご先祖様に見立てている場合は ご先祖様に対して失礼にあたるのでお墓のてっぺんから水をジャバジャバかけてしまわずにお墓の裾の辺りや後ろ側から少しずつ静かにかけてあげると良いでしょう。

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お墓の水受けって何のためにある?どう使う?

お墓の一部、主に墓石のすぐ前に当たるところにくぼみがあるお墓があるのを見たことがありますか?

お墓にくぼみがないお墓もありますし、見たことのない方は「なんだこのくぼみは?」と不思議になる人もいますよね。

正直、くぼみがあることで掃除しにくそうだなー何の為にあるのかなーなんて思って見ている方もいるのではないでしょうか。

でもこのくぼみ、ちゃんと役割りがあるんですね。
このくぼみは水受けと言われています。

正確には水鉢と言われるものだそうで、お墓に眠るご先祖様や故人や仏様にお水をお供えする為にあります。

くぼみは深いものではなくほんの数センチ程度のもので、お墓によっては水受けのすぐ近く横に花立てがあり一体となっているものもあります。

この水受けにお水を入れるときはなみなみになるくらいいっぱいに柄杓を使ってお水を入れるのが正しい作法です。

ご先祖様や仏様に飲んでもらうために供えるお水ですので桶から直接入れたり、手ですくって入れたりするのははしたないとされますのできちんと柄杓で丁寧に入れてあげましょう。

水受けがないお墓は宗派が違う?!

水受けがない場合のお墓があると先ほど書きましたがこれは宗派によるというのが主な理由です。

神道や浄土真宗のお墓では水受けがありません

浄土真宗では、死後の故人は皆んな極楽浄土で生まれ変わる為にお水をお供えする必要は無いという考え方があります。

神道ではお墓にお供えするのではなく、別に供物台というものが用意されていてそこに水や食べ物を用意します。

清掃のしにくさから水受けを作らないお墓も…

また、清掃のしにくさや虫が湧きやすいということであえてお墓に水受けを作らない場合もあります。

最近のお墓は水受けがないものが多いと言われていますよ。
墓石屋さんに相談すれば付けてもらえると思いますが、湯のみなどを用意してお水をお供えするって方法もあります。

湯のみでお水をお供えする場合も桶から直接注いだり手ですくって入れたりはせずに柄杓を使って水をいれるのが正しい作法です。

お供えをして手を合わせて拝んだ後は湯のみの水はそのままにせずに片付けてから帰りましょう。

お墓参りに来た人が帰った後にカラスがイタズラして湯のみを倒して割ってしまったりすると、寺院や霊園の人が片付けをしなくてはいけなくなり迷惑になります。

そのようにならない為にも湯のみは片付けて帰るようにしましょうね。

我が家は蓋つきの墓石と同素材の石で作られた水鉢がお墓に備えてあります。
蓋もあるし、石なのでそれなりの重みもあって烏のイタズラで落ちちゃうなんて心配もありません。

お墓の掃除をする際はやっぱり窪み部分はやりにくいので水受けはなしの方が楽なのは確かですね。
先祖のお墓を掃除する時やっぱり水受けは掃除しにくかったですから…

まとめ

お墓にお水をかけたり、かけなかったりと様々な方がいますがやみくもにお参りするのではなく故人やご先祖様や仏様を思って地域やご家族の考え方に従いお墓参りをするようにしましょう。

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