喪中には正月飾りは飾らないって本当?仏壇や神棚はどうすれば良いの?

喪中

喪中の間は、お祝い事全般を控えなければならないと言われていますよね。

では、喪中の年のお正月は、正月飾りも出してはいけないのでしょうか。

ここでは、喪中の年に、お正月での正月飾りをどうするかについてお話します。
又、喪中の年のお正月期間、仏壇や神棚をどうするべきかについても触れていきます。

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喪中にはお正月飾りは飾らないって本当?何もしなくて良いの?

かなり多くの家庭が、喪中の年は正月飾りを出さないという方針のようですね。

これは正解で、喪中の年は、正月飾り全般を出さないというのが暗黙のルールです。
なので、門松のような大きな飾りはもちろん、小さい正月飾りも出さないようにしてください。

なぜ喪中の年に正月飾りを出してはいけないのかと言うと、「お祝いに結びついてしまうから」です。
正月飾りを出すことによって、「お正月をお祝いしている」という証になってしまうのですね。

確かに、私自身振り返ってみると、喪中の年は、正月飾りを1つも出していませんでした。

「お祝い事全般を控えなければいけないんだよ」と、両親や祖父母にも言われえたような記憶もあります。
子ども心に、少し寂しさも感じましたが、喪中の年は、故人を偲んで悲しむ時間なのですよね。

正月飾りを出さない、喪中のお正月を経験して、「今は静かに過ごす時期なんだな」と肌で感じたのを覚えています。

喪中のお正月って仏壇はどうしておく?何か特別な事は?

喪中のお正月は、仏壇に鏡餅や正月花を飾ることは控えてくださいね。

鏡餅も正月花も、両方共、「お祝い」を表しているものだからです。
でも、仏壇に関しては、お正月に意識する特別なことと言うと、このくらいかもしれません。

お水や供え物を供えるのは、喪中であっても、いつも通り行ってくださいね。
喪中の年であっても、ご先祖様みんなに感謝の気持ちを伝えるのは、変わらず大事なことだからです。

なので、仏壇に手を合わせても大丈夫ですし、仏壇の扉を開けておいても全く問題ありません。

又、「正月花」という形でなければ、仏壇にお花を飾ることはOKのようです。
松や葉ボタンなど、お正月のお祝いを連想させるお花でなければ、仏壇に飾っても大丈夫です。

むしろ、故人やご先祖様が好きだったお花を飾れば、喜んでくださるかもしれませんね。

そして、できれば、お正月を迎える前に、仏壇の中を掃除しておくのが理想です。
ご先祖様に感謝の気持ちを表すためには、仏壇をきれいに手入れしておくことが必要ですよね。

なので、仏壇をきれいに掃除して、ご先祖様に気持ち良く新年を迎えてもらいましょう。

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喪中のお正月は神棚はどうすれば良いの?

さて、喪中のお正月は、神棚に関してはどのように対応をしたら良いのでしょうか。

神棚に関しては、喪中の場合は特別何もすることはありませんが、「忌中」の場合は別になります。
人が亡くなって50日を過ぎるまでの間が「忌中」ですが、お正月がこの「忌中」にぶつかる場合があります。

この場合、神棚には白い半紙を何枚か貼って、神棚全体を隠してしまうようにしてください。
白い半紙で神棚を隠すことで、「神様の行き来を一時的に止める」という意味があるのです。

忌中は、まだ穢れがある期間ですから、その期間に神様をお迎えしてはいけないのですね。
又、神棚のしめ縄やお札も、この期間には替えず、忌中が明けてから替えてくださいね。

そして、忌中の間は、神棚に触れないように過ごさなければならないとされています。

忌中が明けて、神社にお参りすることができるようになったら、お札を新しいものに替えてください。

逆に、新年が明けてお札が古いままというのも良くないので、忌中が明けたら、替えた方が良いでしょう。
もちろん、忌中が明けたら、神棚に貼っていた白い半紙も外して大丈夫ですよ。

まとめ

喪中のお正月は、お祝い事全般がNGなので、正月飾り・仏壇の鏡餅や正月花は控えてください。

但し、仏壇に手を合わせることや、お水・供え物を供えることは、通常通り行って大丈夫ですよ。

神棚もいつも通り手を合わせて大丈夫ですが、忌中の場合は神棚に触れてはいけません。
忌中の間は、神棚に白い半紙を貼って隠し、しめ縄やお札の交換もしないようにしましょう。

いぬ
いぬ

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