喪中のお正月の迎え方って?おせちやお雑煮はどうする?挨拶回りは?

喪中

お正月は本来おめでたい事のはずですが、喪中の場合はおめでたい事はなるべく避けなくてはいけないという事になっています。

でも、お正月らしい事も少しはしたいと思いますが、何が良くて何が駄目なのかがよくわかりません。

そこで今回は、

  1. 喪中のお正月の迎え方や気を付ける事は何があるのか。
  2. 喪中でもおせちやお雑煮は食べて良いのか、駄目なら代わりに何を食べて良いのか。
  3. 喪中のお正月は挨拶回りはどうるすべきなのか、挨拶回りをしなくても失礼にはならないのか。

などについてご紹介します。

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喪中のお正月の迎え方って?気を付ける事ってある?

喪中のお正月はどのように迎えれば良いのか迷います。

まず、お正月を迎える前の準備は喪中はがきを送ります。
喪中には年賀状を出さないので、その事をお世話になっている人に伝えるのが最初に行う事です。

「今年は、喪中なので年賀状での挨拶はできません」などと書いて年賀状の代わりに喪中はがきを書いて、相手に年賀状の受付が始まる前に届くように出します。

もし、喪中はがきが間に合わない場合や、送ってくれる年賀状は受け取りたいと思っているなら年が明けてからはがきを出しても良いです。

この時には、「喪中で挨拶を失礼しました」ということを書いて寒中見舞いを出すのが良いです。

そして、新年を迎えるにあたってですが、喪中と言うのは故人の冥福を祈っているという事を親しい人だけではなく、その周りの人にもわかってもらう期間になります。

そのため、門松やしめ縄などのお正月らしい飾りも喪中の期間は、止めた方が良いです。
鏡餅などの家の飾りも同じです。

お祝い事はしないので、お正月料理も準備はしないでいつも通りの料理を食べて過ごします。
お酒を飲んだり、お祝いの言葉を言うのは控えてお祝いムードが出ないように過ごします。

また、神社や仏閣への初詣や年始のご挨拶などもしないようにします。
そして、喪中の時はなるべく慶事も控えるのが望ましいです。

かなり親しい間柄の結婚式でも、四十九日が過ぎるまでは、お断りした方が良いです。

喪中でもお墓への初参りはする?

しかし、気をつけなければいけないのは、新年のお祝いはしないけどもお墓への初参りはした方が良いという事です。

喪中の初詣は、一般的には行かないものとなっていますが、当たり前ですがお墓参りは喪中でも行きます。
新年のお墓参りは、普段のお墓参り以上に大切な行事だと考える人もいるようです。

この場合、お墓の掃除などはお正月前に済ませておいて、故人がきれいなお墓で新年を迎えられるようにしてあげます。

新年明けてからのお墓参りでは、軽く汚れを落として、顔を見せに行くくらいで構わないです。
松を飾ったりするのはダメですが、その他の事は普通通りで大丈夫です。

喪中で新年を迎える場合には普段のお正月とは少し違いますが、何よりも故人を偲ぶ気持ちが大切です。

喪中にはおせちやお雑煮は食べちゃダメ?代わりに何を食べるの?

おせちも食べて良いし、お雑煮も食べて大丈夫です。

おせちはお祝い事の料理なので、喪中の際は、食べないとされてきましたが、最近ではお正月の料理という形にしなければ食べても良いという考え方に変わってきています。

つまり、普段料理として食べるという事です。
普段料理なので、重箱を使わない、おめでたい意味を指す食材は使わないなどに気をつければおせちも食べられます。

おめだい意味の食材

・鯛→めでたいの語呂合わせ
・海老 →腰が曲がるまで元気にという縁起物
・昆布→よろこぶの語呂合わせ
・紅白かまぼこ →紅は魔除け、白は清浄の意味がある
・伊達巻→学問や習い事の成就を願う縁起物
・錦卵→白と黄色の二色(ニシキ)の語呂合わせ
・栗きんとん→富を得る縁起物
・紅白なます→平和と平安を願う縁起物
・お多福豆→福を招く縁起物

おせち料理には、演技を担いだ食材がたくさん入っています。
これらを入れなければ、おせち料理を作ってもかまいません。

お雑煮も同様に、縁起の良い食べ物や食材を使わずに普段の汁物料理にお餅を入れて食べれば問題ありません。

しかし、人によって感じ方は様々なのでこだわりがある人が家族にいたりしたら、いつも作るような料理を作ってお正月を意識しない食事にした方が良いですね。

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喪中のお正月は挨拶回りもしない?失礼にはならない?

喪中のお正月の挨拶回りは、控えるのが無難です。

喪に服すことになる対象のは…
配偶者や実子、実父母や祖父母、兄弟姉妹、孫、おじやおば、配偶者の父母、配偶者の兄弟姉妹までです。

一周忌を迎えるまでは、喪中ということになるので、お祝いなどはしてはいけません。

年賀状はもちろん正月飾り、神社への初詣も控えた方が良いとされています。
挨拶回りもお祝い事に当たるので、控えるのが無難です。

ですが、地域によっていろんな考え方があってお正月のお祝いをしても良いとされている地域もあります。
なので、まずは家族や地域の人に聞いておくのが安心ですね。

そして、喪中であるというのは付き合いのある方なら喪中はがきなどでわかっているので、挨拶回りをしなくても失礼には当たらないです。

しかし、喪中だからといって実家に帰らなかったり親戚の家などに行かなかったりというのは寂しいので、お年賀は持たずに普通の手土産を持って、顔を見せに行くぐらいの軽い気持ちで行くのが良いですね。

実家や義実家への帰省やお世話になった方のお家に挨拶に行くのは、松の内までに訪問する事が多くなります。

普通の手土産を持ってくのも良いですが、仏前にお供えできるお土産を持って行っても喜ばれます。
お供えするなら、日持ちがして、仏前に置いても悪目立ちしないお菓子が良いです。

和菓子だと豆菓子、お饅頭などで洋菓子なら、バウムクーヘンやラスクなどが人気です。

遠方の方に顔見せに行く場合には、事前に行く事を伝えて、松の内が明けた1月8日より後に「寒中見舞い」として伺うのが良いですね。

喪中の年始の挨拶

初詣や年始の挨拶は、喪中の場合は控えないといけないですが、実家や義実家に帰省する際には挨拶をしないといけません。

新年を祝う言葉の「あけましておめでとうございます」は使ってはいけません。
自分や相手が喪中の場合は、「昨年はお世話になりました」や「今年もよろしくお願いします」と挨拶するのが良いです。

相手から普通に新年の挨拶をされたとしても、返事の挨拶には気をつけて下さい。

まとめ

喪中のお正月は、やっても良い事だけやって普通に過ごすのが無難かもしれませんね。

喪中はずっと続くわけではないので、喪中の間は亡くなった方に配慮したお正月を過ごすのがよさそうです。

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